ニキビ痕が正しい呼び名ですが、ニキビ跡が一般的によく使われている表現になります。ニキビができて治癒したけれど、ニキビの跡が出来ることをいいます。大きく分けて2つに別けられ、色素沈着とクレーター状のニキビ跡が挙げられます。それぞれ対象が異なりますので、ニキビ跡を残さない対策を取りましょう。
色素沈着について
炎症が発生するとメラニン色素が産生されます。その対処に間違ってしまうと、一生シミとして残ることもあります。このメラニン色素は、紫外線などの外部刺激を受けて色素沈着を起こします。肌が正常であれば、新陳代謝を繰り返して、元通りの肌になるのですが、それができないければシミになります。ハイドロキノンと呼ばれる肌の漂白剤を用いるのも良い手段になりますが、痒みや肌の大敵である乾燥を引き起こすことがありますので、注意が必要です。安全な対策は、正常な新陳代謝に戻すことになるでしょう。
クレーター状の跡について
炎症が起こり、毛穴周辺の組織や肌の奥まで影響を及ぼすとクレーターになることがあります。思春期にそのような症状になりやすいですので、注意が必要です。レーザー治療やピーリングといって酸性の薬剤を用いて角質層を溶かす方法が推奨されていますが、肌自体を傷つけることになりますので、これが良い方法とは言えません。やはり新陳代謝を行い、肌を生まれ変わらせることが先決になります。
ニキビ跡には新陳代謝が一番の対策になります。適度の運動と良質な睡眠、そしてバランスの良い食事を心掛け、新陳代謝とホルモンバランスを整えるようにしましょう。また炎症を起こさないことが、色素沈着とクレーターといったニキビ跡にならないことに繋がりますので、初期の段階で食い止めてください。