間違ったニキビ知識

いろんな症状にも同じことが言えますが、ニキビに関しても間違った知識のまま覚えている人がいて、損をしている人がいます。ニキビは青春のシンボルと言われますが、跡が残る肌トラブルです。正しい知識を持つのであればひとつの病気として捉えましょう。

問題は皮脂

ニキビはコメドと呼ばれる白い芯やドロドロとした液体が毛穴に皮脂が詰まる症状を指します。よくテレビのCMでアクネ菌をやっつけるといったセリフが流れますが、正しくはアクネ菌がニキビの原因を作るわけではありません。皮脂の詰まりがニキビを誘発し、アクネ菌はあくまでも、そのニキビに炎症を引き起こす原因になります。ニキビを予防するのであれば、まずは皮脂が毛穴に詰まる症状に対処することが求められます。

潰せは間違っている?

よくニキビを潰すと跡が残ると言われていますが、正しくはアクネ菌により炎症したニキビを潰すと跡が残ります。白ニキビや黒ニキビといった初期の状態であるニキビは、むしろ積極的に潰してほしいニキビです。しかし個人でするのはリスクが伴います。コメドを最後まで押し出さないと再発の原因を作りますし、また雑菌は付いた状態で潰すと炎症を引き起こすことがあります。正しい潰す方法は、クリニックで行うが良いでしょう。クリニックでもそのような治療方法を積極的に行っています。

また脂ものの食べ物やチョコレートなどが悪いと言われています。しかしあくまでも原因のひとつであり、それが直接的なニキビの原因になっているとは言い難いです。ニキビは皮脂の詰まり、ホルモンバランスが大きな原因となっています。根本的に治療したいのであれば、それらの観点から見つけ直すことも大切です。総合的に見て治療をしましょう。

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